2009年2月7日長男が生まれました。
妊娠39週5日
分娩所要時間5時間52分
体重2886g、身長49.0㎝、頭位32.0㎝、胸囲32.0㎝

今日のブログは、いつか子どもたちがこのブログを読む日が来た時のために書きます。

妻の妊娠がわかった日が、6月6日でした。その日は、私の誕生日です。
当初、出産予定日は、1月31日でした。この日は、妻の誕生日です。
なかなかの、偶然の奇跡ですよ。(産まれたのは2月7日だったんですが)

もちろん、立ち会いました。
経験できることは、経験しておきたいと思う人なので、お願いして、へその緒も切らさせてもらいました。
へその緒は、ゴムチューブを切る感覚に近かったように記憶しています。
この時、女性って凄いと思いました。
男は何も出来ない。応援することくらいしかできない。
私は男なのでわかりませんが、出産の痛みって、鼻の穴からスイカを出すくらい痛いと聞きますが(鼻の穴からスイカ出した人がいるんかな？)、ほかのどれとも違う痛みだと思います。

だって、痛みの後に、喜びが来るのです。
そんな痛みって、ほかにありますか？

私は、事故で切断しましたが、痛みがなくなった後に、喜びはなかったです。
あるのは、不安と悲しみ、悔しさ、辛さだけだったです。

昨日のブログにも書きましたが、受容と言われるところにたどり着いても、本来の喜びとは違う、喜びでしかないように思います。

長男が誕生したあと、病院の外でひとりコーヒーを飲みながら、タバコを吸って思ったことは、『自分の遺伝子を受け継いだ人間がこの世に誕生したって凄いなー』と・・・物思いにふけった記憶があります。

退院までの間にチャイルドシートを購入(初めの子の時って何もかも初心者ですから、高いものを購入すれば間違いないと思っていました)し、2月生まれで、インフルエンザにかかったらどうしようと考え、空気清浄機を購入し、さらに、初めてのおもちゃでミッキーのぬいぐるみで、心臓音が鳴るやつを買いました。

もう、12歳です。来年は、中学生になります。
昨日、制服の採寸や体操服の採寸、中学校用の自転車の購入などを済ませましたが、まだまだ、ぶかぶかの制服や足が届かない自転車に乗る姿を見て、12年前の2月7日を思い返していました。
これから、多感な時期に入っていきますが、広い心と優しい心で守っていきます。

切断した際、『自分が頑張ればいい』『自分が何でも出来るようになればいい』と思ってましたが、親になって、親の気持ちがわかったような気がします。

俺って、めちゃくちゃ親不孝なやつやん。
自分の子が、事故で切断とか考えたら、耐えれんかも。
私の親は、事故後、一回も病室で、悲しい顔とか涙とか見せなかったし、いつもと変わらない対応でした。本当は、めちゃくちゃ辛かったと思うと親になってわかりました。

子どもたちへ

とーちゃんは、まだまだ全力で前に前に行くけん、お前らも(子どもたち)同じ方向じゃなくていい、寄り道してもいい、立ち止まってもいい、時には、逃げ出してもいいから、とにかく、生きろ。
ちなみに、我が家の一か条は、『生きろ』この3文字です。