義足×作業療法士×起業家×とーちゃんのブログ

やりたいことを実現するために「毎日を楽しく生きる」をモットーに日々前進するとーちゃんのブログです。











DROBE(ドローブ)



色々あるから人生楽しい 楽しく生きる vol.32 ~ 人と違うことへの見方の違い ~

ひとえに障がいといっても、身体障害、発達障害、精神障害など見た目でわかる障がいもあれば見た目でわからない障がいもある。


私の場合は、脚の切断なので見た目でわかる障害である。


見た目でわかる障がいも、見た目でわからない障がいも良い点と悪い点があると思うが、私のことを書くので、今回は、見た目でわかる障がいのことを書く。


良い点を挙げるとすれば、
体が不自由なんだとすぐにわかる為、
普通のことをしていても「凄い」とか「頑張ってる」とかの評価をもらうことが多い。


でも、障がい者から言わせてもらえば、「なんにも凄いことはしてない」し「別に頑張ってもいない」から。


あとは、異性にもてる。これは持論だが、「私じゃなくても」が「私じゃないと」に変わるからだと思う。つまり、母性本能が働くのだと勝手に思っている。
障がいになってよかったと思うことの一つ。


他には、すぐに名前などを憶えてもらえる。これも、障害になってよかったと思うことの一つ。
まだまだ、たくさんあると思うが、これくらいにしておかないと色んな人から怒られそうなので・・・


見た目でわかる障害の悪い点としては、
知らない人から気を使われる。(私の事を知っている人は、何も手助けなんかしてくれません)あとは、子どもは素直、親に気を使われる。


以前、海水浴で義足を外して、車いすの座っていたら、
一人の女の子が「おじちゃん、あしどうしたの?」と聞いてきた、
私は「サメに食べられたんだよ」と冗談を言いつつ、
「交通事故で無くなったんだよ。
だから、車とかには気を付けるんだよ」と話をしていたら、
猛ダッシュでその子のお母さんらしき人が、その子に駆け寄り、
私に「すいません。うちの子がなんか失礼なことを言ってしまって」となぜか謝られるという・・・


他にも、保育園で園児たちが、「ロボットの脚の人だー、ロボとーちゃんだー」と私に言っていたのを、保護者が聞いていたみたいで、先生に報告、保育士の先生にめちゃくちゃ謝られた・・・



別に気にしてませんよ。私は、むしろ知ってもらうことの方が大事だと思う。


私の子どもたちは、生まれた時から父親の脚が無いから、別に何にも不思議がらないし、他の切断の人や車いすの人を見ても何も思わない。いたって、他の人を見るのと変わらない。それって、すごくノーマライゼーション的な見方が出来ていることだと思う。
子どもは素直な反面、人と違うことに対して、攻撃性を持つことがある。それが、いじめに繋がっているケースが多々あると思う。
だから、私は自らPTA会長になった。
長男が小学3年生時に、副会長をして、4年生から現在の6年生まで3年間PTA会長をさせてもらっている。
PTA会長が、人と違う。でも、人と同じことをする。
これだけで、子どもたちには効果的だと思う。

私は、入学式や卒業式での挨拶も定型文ではなく、自分の言葉で話をする。運動会の準備もする。除草作業もする。ミニバレー大会にも出る。
何だってする。
でも無理はしない。


子どもたちからは、はじめは、「ロボットの脚の人だー」と言われていたが、今は、「PTA会長だー」や「会長さんだー」や「○○(子どもの名前)のお父さんだー」に変わっている。この変化は、凄いことだと思う。


私は思う。何でもやる前から「出来ない」とか、「大変そう」とか、「絶対無理」とか言えるかがわからない。
何でやってもないのに出来ないって決めつけれるの?何で自分で限界を決めるの?
やってみて「出来ない」「無理」とか言うならまだわかるよ。
それも、もしかしたら、やり方を変えれば出来ることかもしれない。


私個人としては、障がいを持ったこに後悔はないし、むしろ人が出来ない経験をさせてもらえているし、いろんな視点や広い視野が持てるようになったし、行動力も上がったし、たくさんのプラスをもたらしてくれたと思っている。


障がいを全部個性として、とらえる必要はないと思う。
ただ、その違いを如何にプラスにしていけるかが大切だと思う。


ポジティブな考えは、ポジティブな行動を生み。
ネガティブな考えは、ネガティブな行動を生むと思う。

どちらがいいかは、分からないが、少なくとも私は前者を選択する。

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